詩「桜」(守大助:2009年4月)

世間では桜満開のニュースが賑わっていますが、
無実の守大助さんが千葉刑務所で
書いた詩を紹介します。


今年の春は 初めて千葉で迎えた
別れも出会いもある春
これまで何度も 繰り返してきたけれど
この留学先の学校では 別れは少ない
別れる人は 何か問題を起こして
別荘という懲罪へ行く


今年の春は 2001年から2008年の春とは違う
坊主頭に緑色の作業衣 着て
工場の社員とグランドに出て
満開の桜の木の下で
団子も茶も出ない花見をした
目の前に桜の花が・・・
2000年4月以来の花見をした


今年の春は 満開の桜に祈った
「再審無罪」という花を
一日でも早く 咲かせてくださいと・・・
満開の桜に 僕は未来への春へ 期待できた
そんな暖かい 春の一日でした


満開の桜のように ぱっと
「再審開始・無罪」という花を
咲かせてほしい


お読みいただきありがとうございました。



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